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第15回日本認知症予防学会学術集会に演者として参加し、浦上賞を受賞しました!!

令和8年9月11日(金)~13日(日)に開催されました、第15回日本認知症予防学会学術集会に演者として中島副部長、奥村課長が参加され、奥村課長が『浦上賞(優秀演題賞)』を受賞されました!!

 

 

① 中島文音

「通所介護における多面的介入による認知機能改善の検討」

 通所介護利用者34名を対象に、普段のデイサービスで実施している二重課題訓練(運動と認知課題を同時に行う訓練)・計算課題・身体機能訓練を継続することで、認知機能や身体機能にどのような変化がみられるかを検討しました。

 その結果、認知機能(MMSE)は19.6点から20.3点へ、握力は17.6kgから18.4kgへ有意に改善しました。一方、立ち上がり能力(CS-30)や日常生活動作(ADL)は改善傾向を示しましたが、有意差は認められませんでした。

 日常の通所介護で認知課題と運動を組み合わせて継続することが、認知機能や身体機能の維持・改善につながる可能性が示されました。

質疑応答) 

「週1回利用の方と週5回利用の方では、どのような変化の違いがあったのか?」

今回の研究では利用頻度別での十分な比較・検討は行っていないため、明確な結論は出しておらず、今後は利用頻度による効果の違いについても検討していく必要があると回答しました。


② 奥村伊世

「時計描画テストと歩行能力の関連:通所介護利用者における横断研究」

 通所介護利用者33名を対象に、時計を描くことで認知機能を評価する時計描画テスト(CDT)と、認知機能・歩行能力との関連について検討しました。

 その結果、CDTと認知機能評価(Mini-Cog)には強い関連が認められました。また、CDTの得点が低い方ほど、立ち上がり・歩行・方向転換などの能力を評価するTUGに時間を要する傾向が認められました。

 時計描画テストは認知機能の評価だけでなく、歩行能力低下の可能性を把握する簡便な評価としても活用できる可能性が示されました。

質疑応答) 

 握力と関連が認められなかった要因と、TUGとの関連について質問がありました。握力は静的な筋力をみる評価である一方、TUGは立ち上がり・歩行・方向転換など複数の動作を含むため、時計描画テストで捉える認知機能との関連がTUGに表れた可能性があると回答しました。


 

 奥村課長が受賞された「浦上賞」は、日本認知症予防学会学代表理事の名をか冠したものであり、一般演題の142演題中20演題の優秀な発表に授与される賞です。今回の受賞は、日々の業務や支援の中で得られた知見を研究としてまとめ、その成果を学会という場で発表し、高く評価いただいたものです。

 

 

浦上賞受賞者リスト

 

当法人では、日々の実践を大切にするとともに、そこから得られる気づきや知見を研究・研鑽につなげ、職員一人ひとりの専門性とサービスの質の向上に取り組んでおります。

今回の受賞を励みとして、今後も地域の皆様により良いサービスを提供できるよう、職員一同さらなる研鑽に努めてまいります。